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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、マグエから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2012.05
15
Category : ヤンゴン

今回は、ヤンゴンのゴミ処理に関する市当局の取り組みについてお伝えします。

以前は、はっきり言って、あまり秩序というのはありませんでした。ヤンゴンには、プライベート・セクターというか、ごみを集め、その中から資源ごみを探し出して業者に売って生計を立てている人(いわゆるクズ屋さんですね)がたくさん居ます。「え、こんなものまで !?」ってものを回収、または買い取ってくれるのはいいんですが、問題はいつ来るかがわからない。

(余談ですが、ヤンゴンでは、ペットボトルはつぶすと買い取って貰えません。そのまま液体容器として再利用するのが主流だからです。)

じゃあ公共のごみ収集は、というと、以前は飲食店の前だろうが、交通量の多い通り沿いだろうが、いたるところお構いなしにゴミ収集場所があり、生ゴミもプラスティックも皆いっしょくたに集めていました。こちらは、収集時間が限られていること(毎日だけど夕方のみ)、いろいろなゴミが混ざっているので周辺の悪臭がひどい、交通渋滞の原因になる、などが問題でした。

そんなおり、2012年4月1日からYCDCのゴミ回収方法が変りました。

まず、収集ポストの統廃合です。いくつかのポストを廃止し、あまり周囲の迷惑にならない場所に統合しました。そして、ゴミの収集ポストが遠くなってしまった家庭向けに、かわりに戸別収集サービスを増やしました。

ヤンゴンでのゴミの収集

これが、ヤンゴンのゴミ収集人です。このように、蛍光オレンジ色の上着を着たゴミ収集人が、大八車を押しながらゴミを集めて回ります。ハンドベルをジャンカ・ジャンカ鳴らすのが合図です。一日に一回は回ってきます。ウチのアパートの管理人さんは、いつもごみ収集人にお茶と休憩場所を提供して、ゴミ収集車をしばらくとどめおいてくれるので、ごみが出しやすくてとてもありがたいです。

また、「指定」ゴミ袋も導入されました。写真は今年3月、各戸に配布されたサンプルです。市当局からのメッセージもついていました。容量5ℓ程の半透明のポリ袋で、青色(生ゴミ用)と緑色(乾いたゴミ用)と1枚ずつあります。近所のお店屋さんで、3枚100チャット(10円程)で手に入ります。なんでも噂では、現ヤンゴン市長は過去に日本大使を務めた経験があるそうで、日本の制度を真似たんだと聞きました(注:日本大使を務めたのは別の人だ、との情報もあり)。

指定ゴミ袋サンプル

こうして少しずつ変わっていくヤンゴンのゴミ行政ですが、今後の課題は、住民の意識の向上でしょうか。ウチのアパートの上の階の住民には、今でも窓からゴミを捨ててる人がいます。また、ゴミ袋が有料だということが、どこまで住民に理解を得られるか。今後日本のように、指定ゴミ袋でなければ回収しない、ということになった時に、不法投棄が増えそうですね。

それでもがんばれ、YCDC!


(九太郎)


2012.05
08
Category : ヤンゴン

YCDC=ヤンゴン・シティ・デベロップメント・コミティ(ヤンゴン市開発委員会)

つまり、ヤンゴン市当局のことですが、最近のその活動ぶりはちょっとスゴイです。日本でも連日報道されているミャンマーの改革ですが、当地に住んでいる者でもその変貌ぶりを実感できるのは、たぶん、このYCDCの活躍があるからかもしれません。

道路の補修
私がヤンゴン市の変化に気付いたのは、あちこちで道路の補修工事が始まった2011年頃からです。車道はもちろん、歩道もしっかりとしたコンクリートで打ち直され、歩行者にも、車にも、道端で商売する人にも、みんなに優しい街に変わりつつあります。大きな通りや、ダウンタウンの歩道が次々に整備されています。以前は、側溝をふさぐコンクリートの板がところどころ無くなっていたり、グラグラしていて、「もし間違ってドブに落ちたらどうしようか、誰か助けてくれるだろうか、」などと心配しながら歩いていましたが、その心配が少なくなりました。

市庁舎の改装
以前は黒いシミだらけの黄色っぽい建物(植民地時代の建造物)でしたが、白と藤色のさわやかな2色に塗りかえられ、すっかり見違えるようになりました。


水祭り

水祭り1

2012年4月13日から16日、ミャンマー全土が熱狂した水かけ祭りでは、YCDCも放水ポイントを設けて市民に無料で開放しました。もともとYCDCの放水ポイントは歴史も古く、例年カンドウジィ湖畔、ピィ・ロードに並んで、ヤンゴン三大放水ポイントとして有名なんだそうです。今年は改革ムード絶好調のなか、外国人観光客の若者も多く集まって特に賑わいました。市庁舎とスーレー・パゴダ前の広場に設けられた特設ステージでは、ダンス・コンクールなどの催し物が開かれ、その模様はテレビでも生中継されました。またステージ横の放水ブースでは、何百本ものホースが用意され、その前を通る車列に水を浴びせたり、大音響の音楽のなか水浸しになって踊り狂う人も続出。高さ5メートル位の大きなスプリンクラーが何基も回って、塩素がほのかに香る清潔な水を広場全体に放水し、集まった市民を楽しませました。


水祭り2


次々進むミャンマーの改革、住民が改善を実感できるかどうかは大切なポイントですよね。最大都市ヤンゴンの行政をつかさどるYCDCには今後も頑張ってほしいと思います。次回は新しいゴミ収集システムについてご紹介します。


(九太郎)


2012.04
20
Category : ラカイン州

国境地域で実施している女性の収入向上支援活動に対しては、常々、多くの方々のご賛同と温かいご支援をいただいているのですが、今回、担当者が一時帰国した際、現地で活動に参加している女性らの訓練用にと、裁縫の教材セットをご寄贈いただきました。

裁縫訓練用にすばらしい教材が届きました(写真1)

教材は、非常に手の込んだ内容で、初級・中級・上級とレベル別に、また手縫いの練習からミシンを使用するものや刺繍など、言葉の相違を乗り越えた、いずれも実践に重点を置いた視覚的にもわかりやすい、また参加者が興味を持って楽しく裁縫技術を身につけられるよう創意工夫されており、受け取ったメンバーも大喜びで非常に役立っています。

裁縫訓練用にすばらしい教材が届きました(写真2)

このような、ご支援はいつでも大歓迎です。本当にありがとうございました。



(タンセイッ)

2012.04
12

前回私はブログを書く事をスキップしてしまったようです。

私が駐在するマグウェ地方のマグウェの町は大学がいくつもある、従って大学生もたくさんいる町です。インターネット・カフェも町のあちこちに見られますが、インターネットのコネクションが極めて悪く、E-メイル等は受け取るのも送るのも至難の業となっています。BAJマグウェ事務所のコンピューターでは1日中つながらない事もしばしばですし、つながったとしてもそのスピードは極端に悪く仕事には使えません。という状況の中、前回の続きを書こうと思いましたが、前回いったい何を書いたか忘れてしまいました。

マグウェの町の交通手段で一番多いのは小型のオートバイです。ヤンゴンでは規制があって市民は街中でオートバイを走らせる事は出来ませんが、ここマグウェでは誰も彼もがオートバイに乗っています。チョッとした所にも行くのもオートバイに乗ります。

徒歩で何処かに行こうとしても炎天下の道をを歩く事はとても大変という事なのでしょうか。そのオートバイを持っていない人達は前の部分がオートバイになっている3輪の乗り合いタクシーを利用します。この3輪車は中国製で荷台の部分に詰めれば10人ほどの人が乗れます。この三輪車が町の何処にでも走っています。町から出て村に行く道にも走っています。道の状態は舗装は悪くガタガタでスピードこそ出ませんが埃にまみれる事さえ厭わなければ結構便利な乗り物です。私自身は未だ利用した事が無いのでその料金体系は分かりませんが、町の人の足となっている事は確かです。

3輪の乗合タクシー


今回仕事の都合でヤンゴンに上がって来ていますが、ヤンゴン市内の交通事情にも大きな変化が見られます。自動車の数が以前に比べて一段と多くなっています。何処に行っても車、車で専用駐車場の無い街中では通りの端に車が駐車され、余計に車の行き来を難しくしています。

これとは別に最近自転車の利用者が増えてきました。少し前は町を走る自転車など見かける事は無かったのですが最近はあちこちで自転車に乗った人を見かけます。これは従来から有るサイカー(自転車の右側にもう1輪取り付けて人が乗れるようにした自転車タクシー)ではなくて2輪の普通の自転車です。

大通りを自転車で走っては行けないという規則は今もありますが、それ以外の道で自転車に乗れます。ガソリン等の燃料もいらない、排気ガスも出さないこのエコな乗り物はこの樹木の多いヤンゴンの町にピッタリと合っています。欲をいえば安心して走れる自転車専用レーン等が有ると良いのですが。

最近は街中にも中古自転車を輸入して販売する店も出てきました。店頭に置いてあるのは所謂マウンテンバイクと言うものですが、未だ整備されていない道が多くあるヤンゴンでは打って付けの乗り物かもしれません。

お店の中に入ってみると8万チャットから15万チャットの値の付いたものがメインですが中には25万チャットの値の付いたものまであります。(それぞれ8千円、1万5千円、2万5千円相当)
お店に置いてある自転車(百台以上)はそのほとんどが日本で使われていた物、整備をした形跡は無く持ってきた物をそのまま売っていると言う感じ。

チョッと良いナと思う自転車には既に売約済みのカードが貼られています。日本製の中古自転車を中国製の新車より高いお金を払って買うミャンマー人はいったいどんな格好をしてその自転車に乗るのでしょうか?


(ルン)

2012.04
04
Category : 南東国境地域

久しぶりにダウェイ・ベイクへ出張してきました。ミャンマーの中でも最南東に位置するので、ヤンゴンよりも更に蒸し暑く、暑くて参ってしまいました。出張の目的は、盛りだくさん、なかなかいけない場所だったので、過去の事業地を見たりや事務所の様子把握、地方行政にあいさつしたり。

ダウェイ・ベイクへの出張1

内戦などが理由で4度も移動を繰り返していた村にBAJでは給水施設を作りました。子供たちが蛇口付近で水浴びをしているのを見ると嬉しくなります。その他にも、夏の水不足から解放され、水不足に直面する近隣の人たちが給水ポイントまでくるようになった。年間通して、安心して安全な水を得ることができるようになったと牧師さんが笑顔で話してくれました。水管理委員会のリーダーも兼任する牧師さんがみんなの良いまとめ役となっているようです。

ダウェイ・ベイクへの出張2

スタッフがモニタリングのオンザジョブトレーニングをしている様子も見てきました。最近、BAJに入った若いスタッフは、まだまだ経験不足で村人たちとのインタビューにまごついていました。

ダウェイ・ベイクへの出張3

全部で11ケ村の村を訪問し、多くの人と話すことができました。合間には、現地で有名なビーチや温泉見物し、美味しい物をいただきながら現地の特色もしっかり勉強。車での移動中、牛やヤギに取り囲まれるのは慣れていますが、象2匹とすれ違った時は、興奮しました。ここでは、チーク材の運搬にまだ象を使っています。

ダウェイ・ベイクへの出張4

最後には、最近引っ越しをした事務所でスタッフとのミーティングの時間もたっぷりとり、技術的な視点から過去の事業地をレビューして今後の提案まで話し合うことができました。駆け足の出張でしたが、だいたいの目的は達成でき、満足度の高い出張となりました。一番大きな収穫は、大統領が提唱している「地方開発と貧困削減」への取り組みを肌で感じることができたことです。

この地域は、長い間、少数民族との紛争地域であったので、小学校の机にある落書きがお花ではなく銃だったり、子供たちが廃材で作った銃で遊んでいたりするのを見ると胸が痛みます。子供も大人も将来の明るい夢・希望がもてるような平和で安心して暮らせる場所に早くなることを願います。

(A)