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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2017.01
10
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あけましておめでとうございます。
本年も引き続き、BAJへのご支援のほどどうぞ宜しくお願いいたします。

ミャンマーでは、お正月は4月にあるので、
1月のお正月はお正月らしからぬ、、、普通の日という感じでしたが、
最近のミャンマーはカウントダウンや花火があがり、かわりましたね。
これも、ヤンゴン、せいぜいマンダレーくらいのことなのでしょうけど。

BAJは1995年からミャンマーで開始したいわば老舗の日本のNGOですが、
ミャンマーも変化してきており、新規でNGOが活動を開始し始めています。
政府の規定や法律が整備されて必要な手続きがネット上で取得できるわけでもなく、
色々な特殊事情があるから活動を開始するのも容易ではありません。

BAJでは、なるべくこれまでの経験を共有し、他団体へも貢献できるよう意識してきました。
例えば、他団体さんがミャンマーで活動を開始するのに必要な覚書や登録手続きを手伝ったり、
日本NGOネットワークの初年度の運営委員も務めたりしました。

2年前に日本NGOネットワーク(通称JNN)が立ち上がり、
今では25団体以上が加盟しています。

毎月恒例で勉強会を開催し、各団体が持ち回りで活動発表したり、
外部からスピーカーを呼んで学んだりしています。

つい先月もNGO活動にご興味ある企業の方を交えて忘年会&懇親会も実施しました。
業種は違えども、共有できる悩みも多く、同じミャンマーで貢献する企業とNGOが
お互いを知るとても良い機会になりました。

実は、BAJも、給水事業をCSR(企業の社会的責任)として実施したい、
Myanmar Posts and Telecommunications(ミャンマー国営郵便・電気通信事業体。)を、
他団体さんからご紹介いただき、井戸掘り事業の契約につながりました。

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MPTのメディア発表イベントでの一枚

JNNでは、今年はもっと積極的にネットワークの機会や学びを深める予定です。
講師の方を日本から招聘してNGOスタッフ対象に研修を実施していきたいと考えています。
現場ではアウトプットが多く求められますが、インプットの機会はなかなかありません。
現場職員への研修は大切ですが、時間や資金に余裕がなく自前で研修ができる団体も多くありません。

NGO同士の横の連携や企業との協働が必要、大事だと思うようになったのは、
ミャンマーにはやることが多すぎるほどあって、
同じような目的を持つ団体、組織、個人と協力してやっていかないと
砂場に水をまくような徒労感を感じるようになったからです。

BAJとこのネットワークを活発化させて更にミャンマーに貢献できるワクワク感で新年をスタートさせました。
みなさま、ご理解とご指導のほどどうぞ宜しくお願いいたします。

(A)
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2016.12
26
Category : ラカイン州
10月9日、マウンドーとラティドンにある国境警備警察の地域本部を含む3つの基地が
イスラム系武装勢力により、同時多発的に攻撃を受けました。

これに対し、ミャンマー政府軍及び国境警備警察の合同軍は掃討作戦実施、
さらに武装勢力側との交戦等が起こり、BAJは一部活動ができない状況になりました。

そのような中、10月9日以来停止していた2コースの研修を再開しました。

写真は、ブティドン郡Zay Di Taung村での機械研修です。
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研修内容は、単気筒エンジンの修理方法。
全40日の研修日程で、10月9日までに32日が修了済み。
11月27日に再開し、残り8日間の研修を実施しました。

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2か月近くに及ぶ中断を挟みましたが、12月9日無事参加者たちが研修全日程を終え、修了式が実施されました。


そして、こちらはブティドン郡Nyaung Chaung村でのコンピューター研修です。
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コンピューター研修は、高校生を対象としています。

11月上旬に研修を再開しようとした際、学校は再開されていましたが、
治安面の不安からか学校に出席している生徒は少数でした。

コンピューター研修に参加している生徒の何名かも10月9日以降学校へ出席していなかったため、
BAJスタッフが生徒の家まで行き、状況を説明し、何とか再開にこぎつけました。

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12月16日に実施された修了式の様子です。
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この活動は、村人たちの技術力等の向上を目指していますが、
より大きな目標としてラカイン人とムスリム住民の平和的共存を目指しています。

両者が共にBAJの研修で学ぶことで、相互理解を促し、
互いに尊重していけるようになることが目標です。

10月9日以前、ラカイン州北部は、他の地域と比べると、
ラカイン人とムスリムが絶妙なバランスの上で比較的良好な関係を保っていました。

10月9日の襲撃事件後、状況が変わりつつあります。
そうした状況のなか、BAJの本活動がますます重要な役割を担っていくと考えています。

ご紹介した2つ以外の研修は活動を停止していますが、
ラカイン人とムスリムの平和的共存を目指し、随時研修を再開する予定です。

マウンドー事務所
今村
2016.12
19
Category : 未分類
こんにちは。ヤンゴン事務所調整員の塩野目です。
今回は、Book&Toyプロジェクトの進捗をご報告します。

BAJが今年から開始したBook&Toyプロジェクト。

ミャンマーの辺境地の子どもたちに良質な図書とおもちゃに触れる機会を提供することを目的に、これまで10校の小学校に図書棚を送ってきました。
3~5年かけて100校へ寄贈することを目標にしています。

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寄贈される図書棚。 児童図書約250冊と日本・ミャンマーの伝統玩具が詰まっています。


今回、第3弾としてラカイン州の小学校5校へ図書棚を贈りました。
これらの小学校はいずれも同州で実施する小学校建設事業でBAJが過去に建設した学校です。

7 kyauk tan gyi
チャウタンジ―小学校 / ラカイン州 / 児童数125名

8 kyawe tae
チャエタエ小学校 / ラカイン州 / 児童数322名 ※写真正面がBAJ建設の新校舎

ミャンマーの辺境地では、本といってもわら半紙に白黒で印刷されたような読み物しか手に入らないことがほとんど。
子どもたちからは、写真やイラストがこんなに多用された図書は見たことがないという声があがりました。

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カラフルな絵本に嬉しそうな子どもたち。

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みんな読書に夢中です。

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けん玉、囲碁など初めて見る日本の遊びは、BAJスタッフがしっかりとレクチャーします。

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寄贈の際には、子どもたちと先生・PTAメンバーを対象にファシリテーションを行っています。子どもたちに読書の大切さを伝えると同時に、先生方へは、ミニライブラリーの管理・活用法について話し合ってもらい、使用ルールを決めていきます。

今回寄贈した5校でも学校によって異なる管理方法が決められました。

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先生たちとの話し合いの様子

たとえば、5校のうちの1校、チャエトー小学校は、とても小さな村にあり、今回の寄贈式には多くの村人も参加してくれました。この村では、学校の児童だけでなく、大人を含む村人全員に本を読む機会を提供したいという希望から、村人へ無料で図書の貸し出しを行っていくことが決まりました。

一方、チャエタエ小学校では、話し合いの結果、児童以外の村人に図書を貸出す際は、1冊200チャット(約20円)程度の少額のお金を取って貸し出すことになりました。この学校では、貸出によって貯まったお金で新たな図書を購入し、図書棚の本を増やしていく計画のようです。

また、アウクミャットレイ小学校では、図書の紛失などを防ぐため、図書は学校内のみで閲覧することになりました。先生たちが毎日交代で図書館員として本を管理していく予定です。

このように学校によって図書棚の管理方法はさまざまです。今後、上手く活用されている学校の事例をグッドプラクティスとして、新たに寄贈する学校に事例紹介も行っていきたいと考えています。


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一人でも多くの子どもたちに図書を届けるため、今後も応援お願いいたします!

ご寄付はこちらから

ページをスクロールダウンし「いま寄付する」の寄付内容で「Book&Toy Library 100」を選んでご寄付いただけます。
2016.12
12
Category : 未分類
先週につづいて、2001年12月にマンダレー地域ニャンウー郡X村に井戸が完成した村の、
今の状況についてのご報告です。

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2014年に村の電化のため大きな金額が支出されていました。
村の中にあるパゴダ基金、青年基金、電気基金と合計して200万円相当使って村内電化を実現しました。

しかも、水管理委員会から借り上げた資金は、電気代回収費用で既に返済されています。

<電化>
161201_4_電化


世界銀行の支援があり、全世帯にパイプライン敷設が可能になりました。
世界銀行は、村からも資金提供がないと支援実施にいたらないので、
井戸水売り上積立金があったからこそ支援が実現しました。

現在、村の人たちは、家で蛇口ひねったら水にアクセスできるようなりました。

<蛇口>
161201_5_世帯蛇口


村の人たちは、水汲みにもう時間と労力をかけなくてもよくなったのです。
機会費用は、ますます減少しています。

但し、村の中に十分な仕事があるわけではありませんので、
現金収入向上に直結するというわけではありません。

日雇い労働で稼ぐ以外に、薪や肥料のための牛糞を拾ったり、
牛のエサとなる草を集めたり、食料となる草や実を集めて少しでも家計が楽になるよう働いています。

家計収入増は、家屋の改築、土地や家畜の購入、小規模ビジネス開始のための原資、
子どもの教育費、日用品の購入などに支出されています。

<やぎ集約飼育>
161201_6_ヤギ集約飼育

この間、村の人口や家畜も増えていました。
但し、雄牛の頭数は減っていました。
雄牛は水運搬に使用されますので、その必要性が減ったのが理由と考えられます。

この村は、幹線道路から1キロほど内陸にはいったところに位置するアクセスの良い村、
井戸の水量や水質は良好というのもグッドプラクティスの要因とも考えられます。

また、責任あるリーダーを中心に、井戸を長期間にわたってうまく維持管理してきたことも大きいと思います。

この村は、現在、あと1本の井戸が掘れる分のお金を貯めることに成功しました。
この地域の井戸は20年~30年といわれていますので、
とても速いペースで財務面からみた持続可能を見出したことになります。

この要因について、更に分析を進めて井戸経営がうまくできていない村への助けになればと思っています。

(A)
2016.12
05
Category : 中央乾燥地域
BAJでは、長い間、ミャンマー中央乾燥地域で井戸掘削して、
村落住民の水不足に貢献してきました。

その効果について、少しでも多くの人たちに知ってほしく、
先日、学会でその成果を発表してきました。

<学会入口>
161201_1_学会入口

その内容の一部を抜粋してみなさまにもお知らせしたいと思います。

2001年12月にマンダレー地域ニャンウー郡X村に井戸が完成しました。

それまでは、村の水源は村にあるため池。
ため池が枯れると往復2時間かけて水汲みしていました。

不定期に川からくみ上げた水がパイプラインで供給されることもありましたが、
電力が足りず不定期に水が配給される状況でした。

村の中に井戸ができたため、水汲みが村の中で10分ほどできるようなりました。

これまで、水汲みにかける時間は、機会費用として大きなコストがかかっていました。
それが、短期間で水汲みが終えられるので、生産労働にいそしむことができるようになったのです。
機会費用は大きく減少しました。

村には水管理委員会が設置されて村人自身で井戸を運営してきたのですが、
村に住む一人のビジネスマンが、セクレタリーとエンジン操作者と会計係を兼務して、献身的に会をまとめてきました。

会計帳簿は井戸を使用しはじめてから一日も欠かさずつけられています。
2014年までを集計すると約380万円相当のお金が井戸で生み出されています。

この地域の人たちは、水運搬に多大な時間と労力をかけてきましたので、井戸水を買うことに抵抗がありません。
うち200万円は既に支出されています。

内訳は、10%が井戸修繕関連に使用されています。
残りは、教育や社会開発の目的に使用されていました。

<学校校舎>
161201_2_学校校舎

<学校教室>
161201_3_学校教室

村は、自助努力で学校をたてなければならず、井戸水売り上げ積立から土地を購入し教室やトイレが作られました。

現在では、村の中で中学課程まで学ぶことができるようになっていました。
その他にも、クリニックのための薬代や植林、井戸完成10周年記念式典費用、
日本の東日本大震災のお見舞金にも使用されていました。

まだまだ、村には変化がありました。それについては、次週アップするPart2にてご報告いたします。
お楽しみに。

(A)