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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2018.02
08
Category : その他
いつもブリッジ エーシア ジャパン(BAJ)の活動を関心をお寄せ頂きありがとうございます。

BAJでは、2018年1月25日にウェブサイトをリニューアルしました。

リニューアルに伴い、これまでこのブログでご紹介してきたBAJミャンマーでの活動報告は、
今後、BAJウェブサイトでおこなうこととなりました。

これまで通り、ひと月に2回程度、現地での活動をご紹介してまいります。

ぜひ、BAJウェブサイトをご覧ください。

引き続き、ご支援のほどどうぞ宜しくお願いします。

BAJ東京事務所 担当 瀬川
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2017.11
19
Category : その他
11月12日 投稿の続き、、、

もうひとつ見学したのは、ミャンマーの老舗NGOのひとつメッター開発財団。
創設者はカチン族の女性で2013年にマグサイサイ賞(マグサイサイ賞 は、フィリピン大統領ラモン・マグサイサイを記念して創設された賞。毎年マニラ市のラモン・マグサイサイ賞財団により、アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に対して贈られる。比喩的に「アジアのノーベル賞」とも呼ばれる権威ある賞)を受賞している。メッターとは、ミャンマー語で「親切」という意味。ミャンマー全国で緊急支援から地域開発まで手掛けているキリスト教系財団です。バゴーでユニークなコミュニティセンター運営をしていると聞いて構想から半年以上たってようやく訪問が実現しました。

メイン道路から横道にそれて、しばらく走って間違ったのではと不安になり始めたころに入口にたどり着きました。看板もない地味なコミュニティセンターって、と思ったのもつかのま、緑がおいしげる自然の中にとても素敵な空間が出現しました。

食堂入口


<写真:ジャングルをわけいると開放的な食堂が>

施設のマネジャーはヤンゴン出身で着任から4年目。メッター開発財団では20年以上のキャリアがあり流暢な英語で概要の説明がありました。このコミュニティセンターは、エコライフを推進する教育の場とサービスの提供。敷地内では、近くの廃材所で木材の切れ端を屋根にしたり、煉瓦造りもイギリス統治時代に建てられた建物の廃墟から切り出されたもの使用したりリサイクル、リユースにこだわっていることがわかります。

マネジャーは、アメリカで同様のセンターに1か月間ほど視察&研修に行ってエコライフコンセプトと実践を勉強してきたそう。
現在、このコミュニティセンターでは、国際NGO&ローカルNGOに研修スペースと宿泊施設をリーズナブルな価格で提供している。

マネジャー

<写真:施設のマネジャーからていねいに施設の説明を受けた。>

最初の1年間は、ランニングコストの資金提供があったものの、2015年から一切外部資金は受けていないそう。今では、施設運営に係る経費、施設内で働く20名分の人件費も含めてビジターを受け入れることで稼ぎ出している。毎月平均500人のビジターをコミュニティセンターに受け入れ約7,000ドルの収入があるそう。

研修施設

<写真:40名収容できるマルチホールがふたつある>


宿泊所

<写真:清潔で簡素な宿泊施設 概観>


宿泊施設

<写真:お湯シャワーはありませんが発電機は常備されている>


一切宣伝せずに、この集客数は凄いです。ビジターがセンターの良さをSNSを通して発信、宣伝に繋がっているそうです。

可能な限りエコライフの推進をするため、センター内はプラスチック、エアコン、お湯シャワー、味の素なし。コンセプトは理解していても、カエルやヘビが多くてビジターから苦情受けることもあるそう。

喫茶店

<写真:研修で使った頭はコーヒーショップでリフレッシュできる。>

コーヒーショップでは、コーヒー以外にジンジャーティーやミャンマーティーも楽しめます。
今後は、ソーシャルエンタープライズにも力を入れていく予定だそうです。オーガニックのシャンプー、石鹸、お茶などが販売されています。メッター開発財団は、これまで地方で農村開発など手掛け、安心な食材の生産に力を入れてきています。それら生産物を独自に入手できるルートがあるのも強みで将来の展開にも期待できそうですね。

シャンプーなど

<写真:これから更にパッケージ開発していく>

支援の方法は、色々とありますが大きな助成金に頼らずに持続可能な支援を実現することは容易ではありません。今回、2つの団体の活動を通して、地域や技術をこよなく愛する多くの人たちに出会えました。また、その方たちを通して持続可能な支援とその可能性についてより理解を深めることが出来ました。社会問題に少しでも意識がある消費者と少しの機会が必要な人たちがもっと繋がってよりよい社会の実現に今後もかかわっていきたいと思いを新たにしました。(A)

・メッター開発財団
http://www.metta-myanmar.org/

2017.11
12
Category : その他
ヤンゴンから車で2時間ほど行ったバゴーで活動するNGOの現場へ見学に行ってきました。

1つめの団体は、新潟に拠点を持つNPO法人アジアクラフトリンクさん。
ミャンマーのバゴーで木工加工の技術指導を実施して付加価値をつけてミャンマー国内や海外で販売しています。広めの敷地に2階建ての1軒屋があって、横には木工加工品の仕上げ工房もあります。


もともとバゴーは木工加工で有名な場所のようです。
工房の方たちも人材を育てている余裕がないということで、アジアクラフトリンクさんが若者の技術訓練を実施し工房に就職させるという試みもしていました。

技術指導

<写真:リタイヤした親方から技術指導受ける若者>

アジアクラフトリンクさんがお付き合いしている工房の一つも見学させてもらいました。家の横に青年ら7人がおがくずにまみれて作業に打ち込んでいました。親方はおじいさんの代から工房を営む家に生まれ12才から木工加工に従事し、現在42才。以前は親方含めて3人で作業していたそう。アジアクラフトリンクさんと出会って仕事の注文が順調にのびて今では7人を雇用しているそう。

切りだし

<写真:木材の切り出し作業中>

スプーン

<写真:これからやすりがけでスプーンを完成させる>


7人作業員


<写真:7人の青年が毎日、作業に励んでいる>

加工された製品は事務所に届けられる。
事務所敷地内にある工房では近所から集まった女性が最後のやすりかけやニス塗りなど黙々としていました。

仕上げ作業


<写真:仕上げ作業に励む女性たち>

中には、品質が悪いということで買い取ってもらえないものもあるとダメ出しのあった商品を親方が見せてくれました。アジアクラフトリンクさんのみなさんと親方との努力の結果が消費者に届けられているんですね。

本部のある新潟のお店だけではなく成田空港の一村一品ショップ、その他でも販売しているそうです。立派なカタログもあります。

最後に気になったのは、工房においてあった材料のツゲの木。昔は、もっと大きな木が材木として入手できたそうですが、今ではそのサイズの木材は入手できなくなってきているそうです。

大きい木材

<写真:昔仕入れた大きな木材>

小さい木材

<写真:工房の横で乾燥させている小さな木材>

開発が凄いスピードで進むミャンマーですが、環境保全も同時に配慮していかなければなりません。私は、既にアジアクラフトリンクさんのいくつかの製品を購入して大切に使っています。ほっこり温かみが感じられるミャンマー産の更なる木工品の新製品にも期待しています。消費者に選んでもらえる製品の開発をミャンマーの人と一緒にして、そこで技術移転をして雇用をうんでいくことは、まさに持続可能な支援の形です。現場を見学することが出来て、とても勉強になりました。

お忙しいところご案内いただいた職員の方に感謝申し上げます。(A)

・NPO法人アジアクラフトリンク
http://acl.or.jp/index_qhm.php?FrontPage
2017.05
30
Category : その他
ここ最近、ドナーと一緒に2か所の学校視察をしました。
1か所はBAJが長く活動するラカイン州(西部、バングラディシュとの国境に位置)、もう1か所はヤンゴンです。

ラカイン州の学校では、完成したばかりの学校や、4年前に完成した学校を訪問しました。

BAJでは、ヤンゴンでプロジェクトを実施したことがありませんので、
ヤンゴンの学校訪問は私にとって新鮮で、
地方とヤンゴンでは状況が違うこともこの目で確認することができました。

ラカイン州学校
170530_1.jpg

ラカイン州の学校は、学校の敷地は比較的広くあります。
でも、学校建設用の資金が村にはなく、自助努力で建てた校舎があるのがほとんど。
木材で倒れそうな校舎もあれば、なんとかレンガで建てた学校もある。

完成したばかりの学校でPTAと話し合い
170530_2.jpg

4年前に建てた学校を訪問した時に、このプロジェクトのインパクトを実感しました。
この4年間で小学校→準中学校→中学校分校と昇格していました。

学校に十分なスペースがあり、適切な教育の場であると政府から判断されると、
その学校は昇格し、村の中でより長い教育課程を提供できるようになります。

それまで、準小学校や中学校分校へ通学するには、隣村までの遠い道のりに時間やお金をかけて行かなければならず、
貧困家庭では進学を諦めることもありました。

広い学校の校庭には、ユーカリの木が植林されていました。
防風林をイメージして植林しようと、村人たちで考え、
森林局から無償でもらえるユーカリを植えたそうです。

森林局が提供するのは、ほとんどがユーカリやアカシアなど外来の早成樹で、
生態的、社会的にはやや問題ありとする考えもあるそうですが、
こういった村人たちの自主的な活動はグッドプラクティスとして他村へも伝えていきたいですね。

学校敷地内に植えられたユーカリの木
170530_3.jpg

校舎の中からユーカリの木の葉がそよぐのをみながら、
先生や村人たちとユーカリの木の特性について、蚊がよってこない効果、
伝統薬としての効果、火事には気をつけよう、など談笑し和やかな時間を過ごしました。

ヤンゴンでは、タンリン郡にある学校3校を訪問しました。
どこに学校をたてるのが適切かを見極めるのが目的でした。

ヤンゴンの一番の特徴は、敷地が狭いことが挙げられます。
増築しようとも十分なスペースがないところが多いようです。

なるべく困窮度の高い場所に新校舎は建てたいですが、そういう学校には、

・新しく学校を建てるには十分なスペースがない
・あっても傾斜がきつく校舎建設の基礎工事へ追加の資金投入が必要になる
・スペースは問題ないが図書室と音楽室が欲しい

といったような、その他と学校と比較して困窮度が低いといった具合で、
「ここだ!」という場所がたくさんあるわけではなさそうです。

今後も引き続き、時間かけて「ここだ!」という場所選びは続きます。

職員室での話し合い
170530_4.jpg

また、ラカインのケースのように、新しく学校校舎を建てることにより学校が昇格していくケースはあまり望めない印象を持ちました。
中学校分校は、徒歩15分ほどのところにありそこに行けばいい、という認識があるようです。

1か所興味深かったのは、2013年に小学校3年生の在籍数が53人だったところ、2016年には83人となっていたことです。
かなりの増員です。

明確な理由は、不明ですが、村人と話していると、
近くに日本政府が投資して建設されたティラワ工業団地での仕事が増えてきたことにより
移住世帯が増えていることが理由として挙げられるようです。

実際にこの村から、男性は建設資材の運搬、女性は縫製工場の女工として働きにいっている方たちがいるようです。

ティラワ工業団地はこれから工場がもっと増えていきますから、
周辺住民の方への就労機会が増え、地方から出稼ぎ労働にくる世帯ももっと増えることが予想されます。

こういう背景がある学校は、教室が足りない事態になっていき困窮度が高いと言えますね。

そういえば、6月1日から小学校1年生課程で日本政府が支援した新しいカリキュラムが導入されるそうです。
体育や図工など、これまでなかった科目も導入されます。
これまでミャンマーでは、5才に入学して11年かけて高校課程修了するシステムでしたが、
今後は、6才で入学して12年かけて高校課程修了する、日本と同じシステムになりました。

教育分野は変わっていくのに時間がかかるものですが、まずは最初の1歩が踏み出されました。
今後のゆくえを見守っていきたいですね。
そして、BAJも微力ながら貢献もしていきたいと思います。(A)
2011.12
08
Category : その他

ミャンマー政府からの正式な許可がまだ下りていないマグウェ新事務所の責任者、ルンです。

11月19日に自宅があるタイに帰ってきたものの、タイの大洪水のために家族は車で1時間以上離れた町の安ホテルに疎開中でした。私は、ミャンマーではマグウェで起きた大型鉄砲水による洪水被災の緊急救援の指揮を取っていたのに、タイでは洪水の被災者になってしまいました。

ミャンマーで、緊急救援活動中の現地BAJスタッフは本当に良く働きました。多分毎日の平均労働時間は12時間以上だったと思います。必要とされる救援物資のリスト作成、物資の購入、購入した物資の配布準備(一人ひとりに手渡すため小分けのパッケージにします)など、夜中の12時過ぎまで作業することもしばしばです。そして朝の5時には配布物資を積んだ車で被災地に向けて出発です。被災地では緊急物資の配布だけでなく、次の救援の対象となる村の調査もあり、帰りは日暮れ以降になります。

全部で5回の緊急救援物資の配布をしましたが、とくに最初の4回は洪水の災害があった直後でほとんど休み無しの作業となりました。日本から応援してくれた人々も含めて関係者の皆さんに本当にお礼を言いたいと思います。
一変、タイで洪水の被災者になった私は、家へ帰れずようやく確保した安ホテルからはミャンマーに連絡できないので仕事になりません。インターネットが使えるコーヒーショップへ行ったり、知り合いのエアーカード(何処からでも無線でインターネットにアクセスできる装置)を借りてBAJマグウェ事務所、ヤンゴン事務所とe-mailで仕事をしていました。タイに帰って1週間後に家の状態を見に行くと、家の前の道が深さ1メートルの水に沈んでいました。家に行く途中の大通りは車高の高い大型車輌と小型のエンジンを載せたボートや手漕ぎのボートが同時に走り、なんとも奇妙な風景でした。

その後11月30日に家へ戻りました。それからは毎日マグウェ事務所とメールで、報告を受け取ったり指示出したりしています。しかし、遠隔マネジメントでは最低限のことしかできず、的確な指示を出すのは難しいです。早くビザが下りて現場へ行けると良いのですが・・・。

タイの家の方はまだ、1日に1、2センチ水が引くかどうかと言う具合。確かに水位は下がっていますがまだ腿の高さのあたりです。2週間で全部の水が引くと聞いていますが・・・。それからもまた大変です。

ルン
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