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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2016.04
13
こんにちは。ヤンゴン事務所の塩野目です。
ミャンマーはいま、ティンジャン(Thingyan)と呼ばれる水かけ祭りの真っただ中。
今回はヤンゴンより今年の水祭りの様子をお届けします。

ミャンマーの人々にとって1年で最大のお祭り、水かけ祭り。今年は4月12日からスタートし、新年を迎えるまでの5日間、
皆で大量の水を掛け合います。
これは上座部仏教の新年を祝うお祭りで、1年の汚れを洗い流すという意味があるそうです。
ミャンマーのほかタイ、ラオス、カンボジアでも同様のお祭りが行われます。

ヤンゴン市内では、休暇に入る数週間前から市内の各地にステージが組まれはじめました。
祭り期間中はダンスなどの催しものが行われるほか、水を掛ける人たちのための“お立ち台”として使われます。
このステージにホースを持った人たちが立ち、通行人に向かって水を掛けるのです。

とにかくこの期間中はどこへ行っても水を掛けられます。
ホース、水鉄砲やバケツ、お茶碗のようなものまで使い容赦なく水を掛けてきます。
タクシーに乗れば運転手から掛けられることもあるとか。ちょっと服が湿るなどという程度ではなく、
全身から水が滴り落ちるくらいに掛けられます。外出には覚悟が必要です。

水かけ祭り初体験の私も初日に早速洗礼を浴びました。
携帯などは予め防水ケースに入れていたので無事でしたが、想像以上にびしょびしょに。
普段は謙虚で物静かなイメージのミャンマー人でしたが、この祭り期間中は全く違った一面を見せます。

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水を浴びたい人はトラックの荷台に乗って街中を走ります。

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街中の至るところに設置された水掛けスポット。本当に容赦ないです。

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YCDC前に作られたステージ

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ステージの脇には水掛け用の場所が設けられています。

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お巡りさんもびしょびしょです。


水かけ祭りも新年を迎える17日になると終わりを迎え、街は静けさを取り戻すといいます。
あと数日の間、お祭り気分を楽しみたいと思います。
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2014.11
06
ミャンマーの郷土玩具のひとつに「はりこ」があげられます。パゴダや僧院の周りのお店に所狭しと売られています。

郷土玩具

このはりこの製作工房を探したのですが、なかなか見つけられません。郊外の工房で受注・販売しているので、例えば、シュエダゴンパゴダ周辺のお店に聞き込みをしても仕入れ先を教えてもらえません。商売敵が増えると思えばそうですよね。それで、なんとかスタッフや知人を頼って見つけたのが2箇所。

ふたつとも家族経営で、製作途中に日差しで乾燥させるというのがあるので繁忙期は、乾季と暑季なんですね。

はりこ製作中

1ヶ月に3,000個も製作されているそうです。中国製のおもちゃにおされているのではと思いましたが、ほとんどの購入者は参詣者。孫のおもちゃにといって購入されるお年寄りが多いそうで、あまりその辺の心配はいらないようです。

新モデル

中には、昔ながらのはりこではなくて斬新なデザインや色を使ったはりこ製作に挑戦しているところも。こんなところにも開発の波を感じました。

2014.03
12
こんにちは。マウンドー事務所の原です。

先日、シトウェーにある織物学校に行ってきました。

1914年にマンダレーにて創立された、サンダス織物学校の分校です。

同様の分校はミャンマー国内全州に1校ずつあり、合計14校あります。

政府により運営されているそうです。

機械など、アルファベットから昔日本から送られてきたことがわかります。

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現在生徒数が20名。糸紡ぎ機、自動織機、手動織機が合計20台弱教室(工場)内にあります。

シトウェ校では

①コットンから糸を作る、
②糸から模様を描いた布を手縫いの織機で作る、
③糸から布を自動織機で作る、

の工程を指導しているそうです。

他の同系列の学校では、以上に加え服飾の製作を行っている学校も存在するそうです。



話を聞けば、以前日本のJETROより、自然の染織の技術を供与されたそうです!

突然の日本の組織が飛び出て、一同驚いた様子。

On the Job Trainingで行っているため、一日で1ヤードしか作成できない布もあり、

手織りの大変さ、そして生徒の粘り強さに皆感嘆の声。


IMG_1411.jpg

IMG_1412.jpg



当学校の主目的はトレーニングですが、自分たちのブランドを持ち、

少ないながらも製作品を販売しています。既製品の値段は以下の通り。


18” X 19” ナプキン    300ks (半月で160枚作成可能)
マットレス         2500ks
ロンジー(女性用)     3200ks


安い!との声と同時に、BAJスタッフがその後大量に購入していました。。


自動織機で作成した単色の布の値段は20,000ks/10 yardsくらい。

いずれも、市場の値段よりもかなり安いらしいです。さすが直販。

IMG_1421.jpg



卒業生は、政府機関や工場などで広く活躍しているそうです。


ラカイン州ミャウー近くのチャウトータウンシップで希少価値のある

有機コットンを栽培しているが、扱いづらいため使用していないそうです。

面白そうな素材なのですが。


今後も、地域の産業を突撃レポートし、報告していければと思います!
2013.09
06
ヤンゴン事務所からの更新が
すっかり滞ってしまいました。

前回はマグウェ事務所から
現場の様子をあますところなく伝えてもらったので、
今回は趣を変え
ヤンゴンの、とあるフランス料理店の試みを紹介します。

都会のレストランと、
地方で活動するNGO、一体どこに接点が?? と思われるかもしれません。
実は、このレストランは、
教育機会に恵まれなかった若者向けに、
無償で調理や接客のOJTを提供する研修センターを運営しています。
BAJとは、伝える技術も、組織の形態も、活動場所も、
全く違いますが、「人材育成」という点で共通項があります。


去る週末、1日だけの料理教室という機会を利用し、
このレストランの厨房の中にお邪魔することができました。
201307 013

現在、約10人程度の生徒が
この厨房でシェフから技術を学んでいます。
フランス人のシェフ(左)は母国の三ツ星レストランで10年間働いてきました。
生徒への指導は英語です。

その右側の男性は、カレン州出身で19才。
ここでトレーニングを終え、今はセカンドシェフとして活躍しています。

201307 008

このトレーニングセンターの生徒たちは、
出身地、民族や性別に関係なく、
「教育機会に恵まれなかったこと」
「学ぶ意欲と、研修後にミャンマー国内で働く意志があること」を基準に選ばれます。
トレーニングの期間は9カ月。研修だけでなく、住居や食事も無償です。 

201307 007


研修を終えた生徒たちの多くは、
ヤンゴンの有名ホテルやレストランの選考試験を突破し、
料理人やホテルマン/ウーマンの道を歩んでいくそう。 
特に、空前のミャンマーブームで外国人観光客やビジネス関係者が
殺到している昨今では、人材の需要も高いのだとか。


こうしたユニークなレストランはヤンゴンでここだけかと思っていたら、
社会的に不利な境遇にある若者や女性達に
職業訓練を行っている飲食店が、他にもいくつかあることが分かりました。


今回取り上げたのは
都市でのレストランビジネスを通しての職業訓練ですが、
これからのヤンゴンでは、NGOや企業から、
より多様な支援のアプローチが出てくるはずです。

BAJが更に質の高い支援を提供していけるよう、
他の団体の試みや工夫にも常に注目していきたいと思います。



(S.Y)
2012.05
24

最近、BAJのスタッフが立て続けにお邪魔しているのが面白い活動をしているMake World GreenとRural Development Enterprise。コンセプトは、会社が浄水器や太陽光システム、スキンケア商品、情報技術提供などで営利を生み出し、Rural Development Enterpriseに資金をまわし、リサーチや地域開発事業を行う。

活性炭を使った浄水器をリーズナブル価格で販売しているというところで、まずはBAJと接点がありました。活性炭は、今のミャンマーの技術ではできないと思っていたので、早速、技術者であるお父さんと面会を申し込みました。できれば、その工場も見せてほしいと。現場訪問に忙しいお父さんが2週間後につかまり、面会、工場見学も。

工場見学

ところが、勘違いがあったみたいで、浄水器外側を形成するPVCパイプの工場に案内されました。勘違いが伝わらないように、いくつか質問して取りつくろう。あのう、中身の活性炭の工場は?と聞くとデルタ地方の村で作っているとのこと。それでは、今日は行けないと諦める。ミャンマーでは捨てるほどあるヤシの実の皮を燃やして作る活性炭、輸送費がかかるだろうから現地加工が条件だと合点がいった。話を聞く限りだと、活性炭というよりは、限りなく木炭に近いものだと感じた。お父さんも高額な投資と高度な技術がなければ本物の活性炭は作れない、現地にあるものでコストを安く抑えるというコンセプトで開発しているのこと。とてもいいアイデアだと共感。

浄水器外側を形成するPVCパイプ

お父さんは、ミャンマーに一ヶ所しかないモーラミャイン大学海洋生物学を学んだ方で、定年退職して、今では、地方の地域開発に貢献しているそうです。一人娘が英国から戻ってきてから、娘さんがビジネスで得た収益をお父さんのプロジェクトに共有して、昨年は、4つの太陽光・風力発電プロジェクトと4つの浄水事業を実施して、今でも事業拡大しているよう。この親子、本当に仲が良い。

娘さんは、まだ28歳で若いのですが、英国で一人、1年勉強し、その後、5年間はITエンジニアとして仕事もされていたそう。『あなたのような外国人でも私たちの国を助けてくれているんですから、私も早く国へ帰って困っている人の役に立ちたいと思って帰国を決めました』と明るく語ってくれました。

車の中で話しているとオーガニック素材を使用したスキンケア商品も取り扱っているとか。自分が敏感肌でどんな石鹸も化粧品も受け付けなかったのでオーガニックにこだわったとのこと。本当にツルツルなお肌。高い広告代を使うより、30人のマーケィング担当者を使って売り上げの30%を報酬として渡していて、売り上げは順調にのびているみたいです。もうすぐ、オーガニックシャンプーも開発する予定だとか。しっかり、サンプルをゲットしました。

Rural Development Enterprise

企業で得た収益を社会開発に使う、とっても理想な形です。自然エネルギーや自然の素材を使って地域に貢献できるものを安く提供する、面白いことをしている家族を見つけました。現在、お父さんが開発にいそしんでいるのは、ラカイン州海岸から取れるある物を使用した有機肥料だそう。これからも、色々と教えてもらいたいと思います。


(A)