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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2012.01
30
Category : 中央乾燥地域

ミャンマーの中央乾燥地帯では、昨年10月の鉄砲水で被災した人々が、乾季に入り新たな困難に見舞われています。

マグウェ管区セイピュー郡では、乾季に入ると朝晩の冷え込みが深刻になります。『ミャンマーで寒いってどういうこと?!』と不思議に思われる方もおられるかもしれませんが、この時季の最低気温は10℃未満、日中との気温の差は15℃以上にもなります。早朝は霧が出て、あたりには冷気がたちこめます。ここ数日は雪までちらついたそうです。この時季、人々は冬用のジャケットにセーター、帽子にマフラーといった出で立ちで朝晩を過ごすのです。

この寒さは、洪水で家が流され、仮設住居で暮らしている家庭にとっては、2度目の大きな災難です。仮設の住居は竹や棕櫚の葉を編んだ薄い板でできており、屋根も同様の素材を重ねただけの簡素な作りなので、夕方から早朝にかけて冷たい夜露が屋根からしたたり落ち、冷気が床下から吹き込んでくるのです。このため、仮設住居に夜露や冷気が入り込まないようにする、寒さ対策の要望が高まっています。

シェルターの写真

また、もともと水の入手が困難な乾燥地帯ですから、乾季に入って雨が一滴も降らないような日が続くと、ますます水の入手が難しくなります。洪水で家財道具を失った家では、たっぷり水の入るバケツもないので、水が必要になるたびに、雨季の頃よりもずっと遠い水場まで水を汲みに行かなければなりません。

もともと水の入手が困難な乾燥地帯


BAJでは、このような厳しい環境で生活する被災者に対して、緊急に以下の物資を配布することにしました。

被災した923世帯に、屋根や床を補強するためのトタン板や床マット
同じく903世帯に、容量135リットル分の貯水バケツ


また、ミャンマーの公立学校では、全国共通の標準服というのがあり、小中学生や教員はみんなこれを着て学校に通います。上は白色無地のワイシャツかブラウス、下は緑色無地のズボンかスカートで、デザインに特に決まりはありません。

被災した村にはまだ学生服を持っていない子供も多く、肩身の狭い思いをしている子もいる、というので、

被災した村の小中学生と先生全員に、学校標準服

を配布することにしました。

さらに、被災地はもともと有名な玉ねぎの産地で、被災した全世帯が玉ねぎ農業で収入を得ていたことから、次の収穫での減収を抑えるために、

被災した923世帯に、玉ねぎの種2缶分

を配布することになりました。全部で4アイテムです。

BAJではミャンマー国内の4つの事務所からスタッフを集めて、物資配給チームを作り、1月18日から活動を始めました。

1月23日に現地から届いた報告によると、合計八か所の村で代表者との最終的な調整が済み、1月24日から物資配布作業が開始されているとのことです。道幅が狭かったり、凹凸がひどい道もあり、写真のようなトラック2台を使って物資を現地まで運んでいるそうです。


トラックを使って物資を現地まで運ぶ


なお、今回の支援はジャパン・プラットフォーム(JPF)の協力で実現しました。


(き)


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