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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2014.05
30
Category : 中央乾燥地域

掘削チームは掘削が完了するまで全員現場で寝泊まりします。前回書いた通り、掘削では泥水を循環させるので、チームメンバーは毎日泥だらけになります。ドリルロッドの継ぎ足しや泥水づくりは重労働です。夕方5時ごろに作業が終わり、水浴びと夕食のあとは掘削現場に作られた仮設シェルターで雑魚寝します。シェルターの質は村の状況によってさまざまです。大体はヤシの葉で屋根が葺いてあります。一日の終りはまさに泥のように眠るのでしょう。

泥水の補充
(泥水の補充)

循環する泥水から地層のサンプルを取る
(ドリル先端部にくっついた泥から砂利等をすくい取って地層を分析)


先週、「逸水」で憔悴気味の掘削現場にテレビを送りました。仕事終わりの娯楽のためです。この村には電気が通っていませんから、夜は真っ暗になります。外へ出ることもできません。翌日の作業に影響が出るため酒も禁止です(といっても現在のBAJ掘削チームにはもともと酒飲みがいません)。唯一の娯楽はテレビになります。電波が入りませんからDVDを見ます。電気は掘削現場の発電機やバッテリを使用します。

「なんのDVDを見るの?」と聞くと
「朝は仏教、夜は映画」という答えが返ってきました。

映画とはミャンマー映画のことです。ハリウッドでもボリウッドでもなく、また最近はミャンマーでも人気の韓流でもなく、国内の映画を彼らは好んで視聴します。村の住民たちも彼らのシェルターにお邪魔して一緒にテレビを見るそうです。

水のないところに水を出すため、毎日泥だらけになりながら地面を掘り進み、朝は仏教の映像を見て、夜は村の住民たちと映画を楽しむ。そして満天の星空の下、ヤシの木の葉の影で泥のように眠る。――
身内びいきではなくて、彼らの労働には何か神聖さが宿っているような気がして恐れ入ることがあります。

まだ「逸水」が完全には克服できていませんが、彼らの現場の奮闘ぶりを日本のみなさまに伝えたいと思ったため、今回は初の連日投稿でブログを書かせていただきました。

チャウンバードウ村の仮設シェルター
(チャウンバードウ村の仮設シェルター)


つづく(あと1回つづきます)


正治
(マグウェ駐在員)

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