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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2014.09
02
Category : ラカイン州
こんにちは。マウンドー事務所の原です。

最近マウンドーのCSDP(Community Social Development Project)セクションでは、

収入向上事業の一つとしてパン作りに挑戦しています。

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しかし、本を頼りに作っており、生地を温めても全く膨らまなかったり。。

パンを作ろうとされた方は誰もが経験する失敗を、

例外なく我々もしております。。


そんな中、パン製造に挑戦している写真をフェイスブック(ミャンマー版)に掲載したところ、

「マウンドーの町中にもパン工場がありますよね?」

という書き込みがありました。スタッフの誰もが知らなかった新事実!!

マウンドーのような片田舎でも、SNSの威力がさく裂します。

というわけで、早速訪問することにしました。

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とはいえ誰も場所の情報を持たず、マウンドー市街地で情報収集をすることに。

物知りのムスリムが経営する雑貨屋さんに尋ねに行くと、

場所を知っているまだ10歳にも満たないような女の子が案内するとのこと。

しかし、学校へは行かなくていいのか・・?




女の子を乗せた車は、マウンドーの中心地からムスリムの住宅地域に入り、

車を降りてさらに5分ほど。

雨季の雨の中、ぬかるみと格闘しながら前に進んでいくと、

突然、案内役の女の子が「ここだよ」と。




外見は、普通の家です。大きさは、奥行き3メートル、幅6メートルくらいでしょうか。

竹で編んだ壁に、屋根はビニールシートが敷いてあるだけの建物です。

薄暗い中に入っていくと、大人が2人してパン生地と格闘していました。

大きな生地を伸ばし、表面に液体を塗り、そして端っこを長細く切る。

それを前後に転がしながら適当な太さにし、次に包丁で切っていく。

そこから丸、棒状、8の字などさまざまな形に仕上げ、パレットに乗せ、しばらく寝かす。

1つ1つの作業がやはり熟年のプロを感じさせます。



聞いたところ、こちらのパン工場、10年くらい前にマウンドーにもう1つあるパン工場

(現在主人がヤンゴンに行っているとかで休業中)にパン作りを習い、その後操業を開始

したとのことです。しかし2,3年前に資金繰りで問題が起き一時操業を停止、そしてつい

3か月ほど前に再開されたとのことです。



使用している機器もこの地域ならではと思わせるものがありました。単気筒エンジンを

使用したパン生地こね機。これはおそらくヤンゴンの違い地でよく見かける、サトウキビ

をすりつぶしてジュースにする、あの機械を改造したものではないでしょうか・・?

そこそこの大きさの生地も、約1分ほどでこね上げ完了です。
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そして手作りの窯。こちら、泥でできています。どうやってこの窯を作ったかは

聞きそびれましたが、この手作り感がまたおいしいパンの出来を想像させますね。



現在、30キロの小麦粉を毎日使用し、パンを製造しているそうです。そのために

使用するパレットは60枚。1つのパレットに丸型の小さいパンであれば90近く、

大きめの8の字型のパンでも50くらいのります。最低でも1日に3000個ものパンを

焼いていることになります!!ちなみに、休みは日曜日のみだそうです。



気になるお値段は。。8の字型のパン1つで約5円!!で、四角形のパン6つで20円、

棒型のパン5本で40円とのことです。まぁ、日本で売っているようなパンと違って、

ずいぶん小さめですから。主食というよりは、お菓子に近い感じです。

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早速購入し、持って帰って食してみました。すごく柔らかく(しっかりイースト菌

が働いている)、控えめな味のクリームが内側に塗られ、工場と同様に素朴な味が

しました。日本の有名どころの、研究に研究を重ねたようなパンのような豪華な

味はしませんが、これはまた違うカテゴリーで勝負できるのでは、と。



お店を後にし、日本では珍しい家内制手工業(!?)を見て、これである程度の

繁盛ができれば、これはこれで幸せな人生なんだろうなぁ、といった考えがふと

頭をよぎりました。こういった「働くカタチ」も、ぜひ将来日本に持ち帰りたい

ものです。
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