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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2014.06
27
Category : 中央乾燥地域

全3回にしようと思いましたが、1回増やすことにしました。どんどん長文化しているマグウェ駐在員の正治です。

今回は、BAJの深井戸掘削の大きな特色の一つである「村落住民の協力」についてです。

BAJでは新しい深井戸を建設する際、村の人たちと「掘削地選定会議」を開きます。その名の通り村落内のどの土地に井戸を作るかを決める話合いです。大抵の場合は、会議前に村側で結論が出ているケースが多いです。逆に会議までに意見がまとまっていない場合は選定が難航します。そうした場合は村落内で合意が取れるまで掘削しません。最悪の場合、非常に残念ですが掘削をあきらめる稀なケースもあります(15年にわたる120本以上の掘削活動で1~2回ほどそういうことがあったと聞いてます)。

掘削地選定会議の様子
(チャウンバードウ村での掘削地選定会議 4月末頃)

さて、その掘削地選定会議(英語ではサイト・セレクション・ミーティング)ですが、順調に掘削地が確認されたら、次は掘削におけるBAJと村落の役割分担について話し合います。

「BAJは深井戸を掘削します」「貯水タンクも作ります」「エンジン保管庫も作ります」「諸々資機材を調達します」「では村では何を協力できますか?」 といった感じでホワイトボードを使いながら話が進んでいきます。

通常、BAJでは村の人々に掘削チームへのサポートをお願いします。それは泥水ピット作成や仮設シェルターの建設といった力仕事から、日々の食事、工程に必要な資材(砂利等)の準備など多岐にわたります。すべてをBAJでカバーしません。村人の「オーナーシップ」を高めるための工夫のひとつです。新しい深井戸がよい状態のまま維持管理されるためには「オーナーシップ=誰のものでもない自分たちの井戸であるという意識と矜持」が重要になるからです。

もちろん村の経済状況や意欲によって負担の度合いは異なります。しかし中央乾燥地域においてはどの村もとても協力的です。待ちに待った井戸だからです。そしてこの「協力」が住民たちとのコミュニケーションのきっかけにもなります。

では、今回のチャウンバードウ村ではどうだったか?
特徴としては女性と子供の参加が高いように思いました。

村の女性たちの協力

子どもたちの協力


男たちはどこにいるかというとヤシの木に登っています。この村の人たちはヤシの実で生計を立てています。毎日高いヤシによじのぼって世話をしています。重労働です。そのため男たちは女性たちに比べると掘削現場にはあまりいませんでした(もちろん毎日手伝いに来てくれている男たちもいます。彼らの協力なしには掘削できませんでした)。

子供が多かった理由はちょうど学校が夏休みだったからでしょう。6月からは学校が始まったため、掘削の終盤は大人たちを手伝う子供の姿はみられなくなりました。

掘削現場に訪れる女性と子どもたち


子供というと、どの村でも子供に人気なのはトラクターです。

トラクターがきた

一緒に乗っている子どもたち


泥水の作成のために掘削現場ではため池やほかの水源から水を持ってくる必要があります。デコボコ道を踏み越えて800ガロンの水を運びます。1日2~3回。逸水時には1日12~15回も運びます。

いつも大抵子どもたちが一緒に乗っています。しかもよく気の付く子どもたちです。率先して手伝いをしてくれます。

手伝ってくれる子ども
(こちらは昨年シャーザウンカン村での様子。子どもたちが手伝ってくれました)


彼らの自発的な「お手伝い」の心は尊いものだと思います。だけど「学校に行ってない」といわれるとショックを受ける自分もいます。チャウンバードウ村には小学校がなく、隣村の学校に通うのを途中でやめてしまう子どもも少なくありません。

何もかもよい方向に変化していくはずだと信じています。そのきっかけの一つをBAJの新しい井戸が与えられればと思います。井戸ができれば、井戸の水を売ることで村に収入が入ります。このあたりのこともいずれブログで報告できればと思います。


【おまけの写真】
タンクに腰掛ける子ども
(こちらも去年シャーザウンカン村での深井戸建設のときの風景。腰かけている子ども。にくらしいポーズですね!)


正治
(マグウェ駐在員)

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