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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2015.07
08
Category : ラカイン州
こんにちは。マウンドー事務所の原です。

今年もマウンドーに雨季がやってきました。

ヤンゴンやパアン事務所のあるミャンマーの西側では、5月からまとまった雨が降りますが、
ラカイン州、特にマウンドーのある北側では、6月に入ってからまとまった雨が降り始めます。

また、この地域の雨は、6月から7月が一番ひどく、雨季の終わりと言われている10月末にかけて
だんだんと雨の頻度が少なくなってきています。

ことしは6月最後の週、21日から27日にかけて、ほぼすべての時間帯でマウンドーは雨に見舞われました。
雷も多く落ち、まさに大自然の脅威を思い知らされました。

重要な交通路となっている、州都シトウェに至るマユ川は、今年もものすごい水量に見舞われました。
シトウェとブティダウンの間を行き来する民間のスピードボートも2日ほど運航を見合わせたほどです。

下の写真は、ブティダウンという町の、NGOや国連機関の小型のスピードボートが停泊している桟橋です。
すでに桟橋が川面の下に隠れてしまっています。
本当に雨のすごい年は、写真の欄干の上まで水かさが増すとか。
マウンドーに雨季がやってきた1


次に、マウンドーより南へ車で1時間弱ほどのウドン、タピョウタウという村付近です。
BAJでは1998年からマウンドーからアングモという町をつなぐ道路の多くの橋を、鉄筋コンクリートに建て直してきました。

しかし、このたびの連続した雨のため、5つの橋が倒壊、または前後の土砂が押し流されてしまいました。
これらは大雨が続いた週の後半、6月24日に壊されたとのことです。

こちらの写真の橋は、BAJが建設した橋の中では大きい方ですが、橋自体の倒壊は免れたものの、橋の前後の土が押し流されています。
予算の関係で橋の長さを短くしたこと、橋の高さを十分取らなかったことで、水の逃げ場がなくなったために土砂が押し流されたのだろう、とのことです。
こちらは、早速行政が修復工事を行っていました。
マウンドーに雨季がやってきた2


村人たちも早速小型のボートを用意して、人々を渡していました。
特に動揺した様子もなく、さすが長年大雨と付き合ってきた人たちだなという印象を受けました。
こちらのボート、小型バイクまでは運んでくれます。
マウンドーに雨季がやってきた3


川を渡り、歩くこと数十分、次の橋は沈んでいました。
一体どういう壊れ方をしたのか、水面の下なのでよくわかりません。
こちらも、早速竹の簡易の橋が渡され、村人たちが渡っていました。
マウンドーに雨季がやってきた4


更に歩くこと数十分、こちらも根元から壊された形の橋がありました。
写真でもわかるように、この地域の道は、一般的に土が盛られて高めになっています。
一番水位が高かったときは、この道路から更に60センチほどまで水位が上がっていたとのことです。
マウンドーに雨季がやってきた5


以上の写真はすべてBAJが2000年前後に建設した橋で、これまでで一番倒壊の被害があったとのことです。
今後この教訓を活かしていく必要があると考えています。

これらの橋の修復にどれくらいの時間がかかるのか。
古い橋を壊して新しい橋を建設するとなると、それこそ半年はかかってしまうのではないでしょうか。
これらの橋は幹線道路を渡しており、他に迂回路もなく、マウンドーと南のアングモまで車の移動が不可能になってしまいます。
バスも当分運休状態です。
これで、マウンドーと州都のシトウェの移動は、マユ川の船のみとなってしまいます。
このような状況の中で、マウンドーの物価も徐々に上がってきているとの話があります。

一方で、地元の人たちは壊れた橋に柔軟に対応しているようにも見えました。
壊れて当たり前、不自由で当たり前、と。
どうしようもできない大自然に対し、しなやかな強さを垣間見ることができました。
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