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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2016.07
06
Category : 南東国境地域
2004年、一旦、タイ・ミャンマー国境が開放される機運が高まり、
BAJはUNHCRのパートナーとして南東国境地域において、給水・衛生事業分野での支援活動を開始しました。

その後、状況は変わり同地域では内戦が継続しました。

2013年には、カレン州・モン州・タニンダリーにあった3つの事務所の機能を縮小し、
モン州に事務所を集約して少数精鋭で活動をすすめてきました。

この12年あまりで406か所の給水施設を建設し、衛生や給水施設の維持管理に関する研修を行い、
この活動全体では18万人以上の人たちの水へのアクセスが改善しましたが、
5月末、ドナーから支援の打ち切りの連絡があり、後ろ髪引かれる思いで6月末をもって事務所を閉鎖しました。

モーラミャイン事務所のスタッフと
01_0706_集合写真



この地域での給水スキームは実に多様で、表層水を使う掘り抜き井戸や帯水層が深い管井戸、
山間の湧水を利用した重力流パイプラインなど、
その地域に一番適した給水スキームを選ぶところに特徴がありました。

雨量は、もともと多い地域ですから水不足のイメージはあまりないですが、
夏の3か月は表層水が枯れて深刻な水不足に陥ります。

掘り抜き井戸
02_0706_掘り抜き井戸_rev


タンク
03_0706_給水タンク_rev


事業地は、どこも僻地で事務所から車で片道5時間かかるところも稀ではありません。
奥地に行けば行くほど、道路は舗装されていませんから雨季が始まれば移動するだけで大変な場所です。
当然ながら、貧しいという経済状況の上、タイへの出稼ぎ人口が多く村にいっても将来を担う若者がいないという社会問題もある場所です。

雨期の車での移動では、ぬかるみにはまることも度々
04_0706_車_re


給水事業に長くかかわってきて感じるのは、
住民が水を本当に欲しているかというところに事業の成功のカギがあるということです。

本当に水不足に直面していた村は、給水施設ができた際には本当に喜び、進んで維持管理を行いうまく運営するものです。
学校や保健センターにも当然、水のニーズがあります。

村での水管理の研修に参加方たちと
05_0706_研修1_rev

お母さんと子どもが水浴びする姿も
06_0706_お母さんと子ども水浴び_rev

パイプラインの蛇口から水を汲んでいます
07_0706_パイプライン水道蛇口


南東国境は、数年前まで内戦もあり治安が良くなかったことなどから、
日本人駐在員をおかずに事業を実施してきた経緯がありました。

現地スタッフは、前面に立ってドナーとの交渉を学び、主張し、
理解を得てより効果の高い活動を実施してきました。課題は、自分たちで話し合い解決に導いていました。


スーチー女史が先月、タイ側の難民キャンプを訪問しました。
少しずつではありますが、帰還に向けて動きがでてきています。
私たちは、撤退を余儀なくされましたが、この地域の給水事業のニーズがなくなったわけではありません。
まだまだ、山奥に僻地に夏の水不足を何とかしなければならない村々があると思います。
私たちのスタッフが今後、別の形で地域の水問題、開発に貢献していってくれることを期待したいと思います。

村での水管理の研修に参加方たちと
08_0706_研修後

最後に、これまで本事業にかかわってくださった全ての方にお礼を申し上げて事務所閉鎖のご挨拶とさせていただきます。
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