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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

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BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

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2012.11
19
Category : 南東国境地域

ミンガラーバー(ミャンマー語でこんにちは)!日本はだんだんと寒くなってきているそうですが、ミャンマーはやっぱり常夏です。日中は結構気温が上がりますが、それでも最近は夜風が気持ちよくて快適です。そのため、旅行者も多くバガン行きの飛行機は連日満席になってるとか。今後も増え続けるであろう、旅行者にミャンマーのインフラがついていっていないので、すでに飛行機だけでなく、ヤンゴンの交通網もパンク寸前です。

さてそんな中、先日11月14日から16日まで、南東国境地域にあるモーラミャイン事務所に出張に行ってきました。モーラミャイン事務所へは、ヤンゴンから南東方向に車で5時間。タイとの国境付近に位置し、13人のミャンマー人スタッフが働いています。この事務所はモン州とカレン州において、主に水供給と衛生に関するトレーニングを実施しています。
水供給事業において、水質を評価する事はとても大事なことです。この水質検査のやり方全般について、専門家を派遣し12月に研修を行うことになっています。私の今回の出張の目的は、この研修の準備のためにスタッフからヒアリングを行い、水質検査の手順や、彼らが直面している課題を明らかにすることです。
BAJは掘削機を独自に持っている日本で唯一のNGOですが、水質検査の器具も充実しています。

水質検査に使用する器具

上の写真は、水質検査に使用する器具です。以下、器具名と測定できる物質、性質を説明します。

① Digital analyzer - カルシウム、マンガン、硝酸、鉄、鉄イオン(Fe2+)、フッ素、全硬度
② Arsenator - ヒ素
③ Incubator - 大腸菌、一般細菌 (開放井戸と湧水のみ検査)
④ pH meter - pH
⑤ EC meter - 電気伝導率

これら全ての項目を新規井戸建設完成後、また井戸修繕の前後で検査します。
といっても、百聞は一見にしかず!ということで一緒にある村から前日収集してきた水の水質を検査することになりました。

BAJが修繕する前の井戸の水

上の写真の水はBAJが修繕する前の井戸の水です。長い事使われていなかったらしく、これはやばそうな感じがします・・・

水質検査

この水質検査をするのは、WASHファシリテーターのスタッフです。彼らは普段、村人の中からCBO(日本で言う自治会のようなもの)と呼ばれる組織を立ち上げてもらい、主に井戸の管理運営と衛生に関するトレーニングを行っています。テキパキと作業を進めていく姿を見て、もうどれくらい検査をしたのか聞いてみたところ、100回以上はしているとのこと。参りました!

さて、気になる結果は・・・ヒ素以外の項目について全てWHOの基準値以上の数値が出ました。絶対に飲めない水でした。BAJは今後この水を収集した古井戸を修繕して、再び使用できるようにします。どれだけ改善されるのか楽しみです。

水質検査トレーニングのための準備

その後、水質検査を実際行ってみて、彼らが直面している課題や、トレーニングが必要な部分について話合いました。検査のやり方は同僚に教えてもらっただけで、専門家から教わった事がないので、検査の仕方が不安であることや、数値の全体的な読み方を教えてほしいこと、検査する水の保管の仕方など普段疑問に思っていることが色々出てきました。今回の出張で得られた意見をもとに、12月の水質検査のトレーニング内容を専門家の方と一緒に練っていきたいです。

私にとって、やはりBAJは理系NGOであることを実感する出張でもありました。12月までに高校の理科の復習をしておかなければこれはまずい!次ミャンマーに来る人がいたら、赤本を頼もうと思います。


(調整員・理慧)


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