RSS
Admin
Archives

BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

プロフィール

BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

BAJホームページはこちら

最新記事
カテゴリ
リンク
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
QRコード
QR
アクセスカウンター
Powered by fc2 blog  |  Designed by sebek
2013.08
30
Category : 中央乾燥地域
こんにちは、マグウェの正治です。

先日、ナマウ郡のチャウクエ村に行ってきました。

ここミャンマーの中央乾燥地域では、この40年に海外からの援助を受けて掘られた井戸が多くありますが、そのほとんどが様々な原因で使えなくなったり、揚水量が少なくなったりして問題を抱えております。

BAJでは、新しい深井戸を掘るだけでなく、そうした既存井戸の修繕もしているのですが、今回は、ナマウ郡の開発局から依頼されて、この村の井戸修繕の調査にやってきたのでした。

村はマグウェ事務所から車で約2時間の距離にありました。

大きな浅井戸

お手伝い

村の入口で大きな井戸に出迎えられました。深井戸ではありません。飲料用の浅井戸です。見ていると、人々が次々にやってきて水を汲んでいきます。子供がプラスチックのヒモのついたバケツを井戸に放り込んでいます。お手伝いです(えらいですね)。それにしても立派な井戸です。
村へ入っていくと、小さな浅井戸を持っている家庭もいくつか見られました。お寺も井戸を持っているようで、学校も井戸を持ってます。どうやら水源は割と多くあるようです。

依頼された深井戸

依頼された深井戸2

つづいて、修繕をリクエストされた問題の深井戸を見せてもらいましたが、聞けば、15年間、故障したままとのこと。2010年に改修したそうですが、うまくいかなかったようです。原因は、放置されていた間に、子供たちがいたずらで井戸の孔に石を投げ込んだからだと言います。2010年の改修まで、この井戸には井戸を覆う屋根も柵もなかったとのこと。おそらくきちんと管理もされてなかったでしょうから、子供もいたずらし放題だったのでしょう。こうなると深井戸の修繕はほぼ不可能に近くなります。

井戸孔に落ちたものを取り除く作業を「フィッシング」といいますが、落ちたモノをフィッシングできるかどうかは、運の要素が強く、こうした石などを拾うのは、ほぼ無理だ。と、経験のある修繕チームのスタッフが申しておりました。

このように子どものいたずらによって深井戸がダメになってしまうのは、まったくないケースではありません。別の村でもそのような話を聞いたことがあります。何ともやるせない話です。視察の最中、外国人を珍しがって子どもたちが集まってきたので学校を案内してもらったりして子どもたちとの交流を楽しんでいたのですが、「子供のいたずらが原因にちがいない」とあとで聞かされて、複雑な気持ちになってしまいました。

子どもたちよ…!

しかし、子どもはある意味で異星人や天使といった人外に近い存在ですから、やっぱりこれは大人の監督責任だろうと考えます。

幸運なことに、この村には、たくさんの浅井戸があるため、それほど深刻な水不足というわけではないのが、不幸中の幸いでした。

複数の浅井戸
(複数ある浅井戸のうちの一つ)

追記)
ついこないだスタッフが再度村を訪れて、井戸孔内を特殊なカメラを使ってチェックしたのですが、細かな石ころが詰まっていることが確認されました。残念ながら予想した通り、修繕は不可能と分かりました。現在、関係当局に連絡を取っているところです。


正治
(マグウェ事務所・駐在員)

スポンサーサイト

Comment

非公開コメント