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BAJ★ミャンマーブログ

ミャンマーで活動するNGO駐在員の日記 (ヤンゴン、ラカイン、パアンから)

プロフィール

BAJミャンマー駐在員

Author:BAJミャンマー駐在員

~アジアに架ける橋~
特定非営利活動法人ブリッジエーシアジャパン(BAJ)は、技術訓練や収入向上支援、生活環境の基盤整備を通しアジアの困難な状況に置かれた人々の自立を支援しています。

こちらのブログではBAJのミャンマー駐在員が活動を紹介しながら日々の出来事、喜び、驚きを日記にします。

BAJホームページはこちら

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2017.02
21
Category : 南東国境地域
みなさんこんにちは。
パアン事務所の吉田です。

2月のミャンマーは、日本人にとっては一番過ごしやすい季節です。
日中は30℃以上ありますが、最低気温は20℃くらいまで下がり、朝晩は寒く感じるほどです。

さて、2013年12月にスタートした技術訓練学校運営事業は、2016年12月13日に3年間の事業を終了しました。

2016年12月9日 修了証書授与式
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この3年間、日本外務省の日本NGO連携無償資金協力の助成を受け、訓練学校の建設から始め、技術訓練、卒業生の就労支援と、いままで教育の機会に恵まれなかったミャンマーの若者たちを対象に、事業を実施してきました。
以下にこの3年間の主な成果を挙げます。
・訓練生選抜:技術習得の熱意を持った若者を面接で見極め、しかるべき訓練生を選抜。
・技術訓練:日本人専門家を招へいし、正しい・国際標準の技術をミャンマー人インストラクターに指導。指導を受けたミャンマー人インストラクターが訓練生に指導。
・就労支援:企業、コントラクターやワークショップオーナーと交渉し、求人リストを作成して卒業前の訓練生に案内。
        また、日系企業とも交渉し、卒業生採用を働きかけた。

3年間で、356名が当校を卒業し、そのうちの297名が卒業後に就職しました。就労率は83%。(プロジェクト目標:80%)
また、日系企業にも計37名が就職を果たしました。就職先は、自動車関連企業、橋梁製造会社、建設会社、電気工事会社。
(2017年2月21日現在)
卒業生は、自分の地元やヤンゴンなどの大都市で働いており、習得した技術を生かして、自分の生計確保のためだけでなく、技術人材不足のミャンマーにおいて、技術力の底上げに貢献していると言えます。
この3年間で、当初設定した事業目標は、ほぼ達成できたと考えています。

そして、2017年1月1日から、4年次の事業がスタートしました。
4年次からは、日本財団の助成金を得て、事業を継続します。
1月9日から、建設科第5期、電気科第5期、溶接科第3期を開講し、訓練生たちは元気に技術習得に励んでいます。

建設科第5期 実習訓練
かんながけ(木工)
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レンガ積み(石工)
日本の企業様から寄贈されたヘルメットをかぶってます。
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鉄筋曲げ(鉄筋加工)
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電気科第5期
テスター(マルチメーター)の使い方指導。テスターの大型模型で説明。これは、セレクトスイッチや針が可動で、テスターの読み方・使い方をみんなで学べる優れもの!
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理論の授業
プロジェクターで投影した建物屋内の3Dイメージ上に、生徒が前に出て配線図を書いています。
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実習授業 電気配線
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溶接科第3期
ガス切断
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半自動ガス切断
黒メガネとマスクで誰が誰だか分かりませんが、黄色いヘルメットをかぶっているのがインストラクターで、白が訓練生です。
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2月に入り、いよいよ溶接科のメイン、アーク溶接の実習スタート。
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また、4年次から、英語の授業を開始しました。
特に自動車整備科や溶接科、電気科では、英語の部品名やシステム名、品名、材料名などが頻繁に出てくるので、英語に慣れておくことは、技術者として重要です。
また、英語を学んでおくと、就業のためのみならず、何かと色々な場面で役に立ちます。これから国際化するであろうミャンマーでは英語を学んでおいて損はない。

英語授業の様子
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以上長々と書きましたが、4年次が始まった本事業へ、今後ともご支援・ご協力をお願いいたします。

<追伸>
2017年3月29日に、東京・日本財団ビルにて、本事業の3年間の活動報告会を行います。
よろしければご参加ください。
詳細は、以下ページで。
http://www.baj-npo.org/2017/02/329-3.html

パアン事務所 吉田
2017.02
14
Category : ラカイン州
マウンドー事務所の今村です。

ブログでも何度かご紹介していますが、BAJはラカイン州で学校建設の事業を行っています。
2012年9月から2017年8月までの5年間で合計100校の校舎を建設中で、既に76校が完成済みです。

これまでのプロジェクトのインパクトはどうだったのか確認するため、
そしてさらに反省点をこれからのプロジェクトに活かしていくため、現在、プロジェクト評価を行っています。

評価の手法は、以前ご紹介した参加型評価手法です(詳細はこちらを参照)。

今回は、4年次までに完成した76校のうち、昨年10月9日の襲撃事件の影響を受けたマウンドー郡、
ブティドン郡、ラティドン郡を除く69校で実施しました。

69校全てスタッフが現地に行き、住民や教員そして児童・生徒の声を集めましたが、
ラカイン州、なかなか面積が大きいので、移動が大変です。

シットウェからタンゴップまでボートで移動したところ、何と13時間もかかってしまいました。
帰りはさすがに、タンゴップのお隣アンからシットウェまで飛行機で戻りましたが、
ラカイン州内全域の広範囲に渡って学校を建設するのは一苦労と改めて実感。

保護者の家に訪問し、質問中
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子どもたちから聞き取り
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学校管理委員会のメンバーたちとディスカッション
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参加型評価の結果は、データを集計後に分析を開始する予定ですが、
データ収集に同行して、既に建設を完了した学校で避難実績が出ていることが確認できました。

2015年7月、8月ラカイン州は豪雨とサイクロンコメンに襲われました。

BAJも緊急支援の一環として、別プロジェクトでマウンドー郡の学校校舎修繕を行いました(プロジェクト詳細はこちら)。

100校の学校建設事業では、当時50校近くの校舎が既に完成していたので、
被災した村では、村の人たちがBAJ校舎へ避難していました。

大体の場合、村の人たちが災害時に避難する場所はお寺です。
BAJ校舎一つに避難が必要な全住民を収容できるわけではありませんが、
お寺の他にも避難先の選択肢が増えることは住民の安全につながります。

タンゴップ郡の村の一つでは、2015年8月全住民がお寺と学校(下記写真参照)の二手に分かれて避難したとのことでした。

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今回ご紹介したのは、事業インパクトの一例ですが、
教室が増えたことで小学校から中学校へと学校のグレードが上がったり、
BAJ建設事業に参加した村人が身に着けた建設技術を使い他の建設現場で働き収入を得たりと、
他のインパクトも見られました。

もちろん、BAJが反省すべき点もいくつか出てきています。
その辺も含めて、収集データを分析し、次のプロジェクトに活かしていきたいと思っています。

マウンドー事務所
今村
2017.01
10
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あけましておめでとうございます。
本年も引き続き、BAJへのご支援のほどどうぞ宜しくお願いいたします。

ミャンマーでは、お正月は4月にあるので、
1月のお正月はお正月らしからぬ、、、普通の日という感じでしたが、
最近のミャンマーはカウントダウンや花火があがり、かわりましたね。
これも、ヤンゴン、せいぜいマンダレーくらいのことなのでしょうけど。

BAJは1995年からミャンマーで開始したいわば老舗の日本のNGOですが、
ミャンマーも変化してきており、新規でNGOが活動を開始し始めています。
政府の規定や法律が整備されて必要な手続きがネット上で取得できるわけでもなく、
色々な特殊事情があるから活動を開始するのも容易ではありません。

BAJでは、なるべくこれまでの経験を共有し、他団体へも貢献できるよう意識してきました。
例えば、他団体さんがミャンマーで活動を開始するのに必要な覚書や登録手続きを手伝ったり、
日本NGOネットワークの初年度の運営委員も務めたりしました。

2年前に日本NGOネットワーク(通称JNN)が立ち上がり、
今では25団体以上が加盟しています。

毎月恒例で勉強会を開催し、各団体が持ち回りで活動発表したり、
外部からスピーカーを呼んで学んだりしています。

つい先月もNGO活動にご興味ある企業の方を交えて忘年会&懇親会も実施しました。
業種は違えども、共有できる悩みも多く、同じミャンマーで貢献する企業とNGOが
お互いを知るとても良い機会になりました。

実は、BAJも、給水事業をCSR(企業の社会的責任)として実施したい、
Myanmar Posts and Telecommunications(ミャンマー国営郵便・電気通信事業体。)を、
他団体さんからご紹介いただき、井戸掘り事業の契約につながりました。

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MPTのメディア発表イベントでの一枚

JNNでは、今年はもっと積極的にネットワークの機会や学びを深める予定です。
講師の方を日本から招聘してNGOスタッフ対象に研修を実施していきたいと考えています。
現場ではアウトプットが多く求められますが、インプットの機会はなかなかありません。
現場職員への研修は大切ですが、時間や資金に余裕がなく自前で研修ができる団体も多くありません。

NGO同士の横の連携や企業との協働が必要、大事だと思うようになったのは、
ミャンマーにはやることが多すぎるほどあって、
同じような目的を持つ団体、組織、個人と協力してやっていかないと
砂場に水をまくような徒労感を感じるようになったからです。

BAJとこのネットワークを活発化させて更にミャンマーに貢献できるワクワク感で新年をスタートさせました。
みなさま、ご理解とご指導のほどどうぞ宜しくお願いいたします。

(A)
2016.12
26
Category : ラカイン州
10月9日、マウンドーとラティドンにある国境警備警察の地域本部を含む3つの基地が
イスラム系武装勢力により、同時多発的に攻撃を受けました。

これに対し、ミャンマー政府軍及び国境警備警察の合同軍は掃討作戦実施、
さらに武装勢力側との交戦等が起こり、BAJは一部活動ができない状況になりました。

そのような中、10月9日以来停止していた2コースの研修を再開しました。

写真は、ブティドン郡Zay Di Taung村での機械研修です。
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研修内容は、単気筒エンジンの修理方法。
全40日の研修日程で、10月9日までに32日が修了済み。
11月27日に再開し、残り8日間の研修を実施しました。

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2か月近くに及ぶ中断を挟みましたが、12月9日無事参加者たちが研修全日程を終え、修了式が実施されました。


そして、こちらはブティドン郡Nyaung Chaung村でのコンピューター研修です。
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コンピューター研修は、高校生を対象としています。

11月上旬に研修を再開しようとした際、学校は再開されていましたが、
治安面の不安からか学校に出席している生徒は少数でした。

コンピューター研修に参加している生徒の何名かも10月9日以降学校へ出席していなかったため、
BAJスタッフが生徒の家まで行き、状況を説明し、何とか再開にこぎつけました。

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12月16日に実施された修了式の様子です。
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この活動は、村人たちの技術力等の向上を目指していますが、
より大きな目標としてラカイン人とムスリム住民の平和的共存を目指しています。

両者が共にBAJの研修で学ぶことで、相互理解を促し、
互いに尊重していけるようになることが目標です。

10月9日以前、ラカイン州北部は、他の地域と比べると、
ラカイン人とムスリムが絶妙なバランスの上で比較的良好な関係を保っていました。

10月9日の襲撃事件後、状況が変わりつつあります。
そうした状況のなか、BAJの本活動がますます重要な役割を担っていくと考えています。

ご紹介した2つ以外の研修は活動を停止していますが、
ラカイン人とムスリムの平和的共存を目指し、随時研修を再開する予定です。

マウンドー事務所
今村
2016.12
19
Category : 未分類
こんにちは。ヤンゴン事務所調整員の塩野目です。
今回は、Book&Toyプロジェクトの進捗をご報告します。

BAJが今年から開始したBook&Toyプロジェクト。

ミャンマーの辺境地の子どもたちに良質な図書とおもちゃに触れる機会を提供することを目的に、これまで10校の小学校に図書棚を送ってきました。
3~5年かけて100校へ寄贈することを目標にしています。

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寄贈される図書棚。 児童図書約250冊と日本・ミャンマーの伝統玩具が詰まっています。


今回、第3弾としてラカイン州の小学校5校へ図書棚を贈りました。
これらの小学校はいずれも同州で実施する小学校建設事業でBAJが過去に建設した学校です。

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チャウタンジ―小学校 / ラカイン州 / 児童数125名

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チャエタエ小学校 / ラカイン州 / 児童数322名 ※写真正面がBAJ建設の新校舎

ミャンマーの辺境地では、本といってもわら半紙に白黒で印刷されたような読み物しか手に入らないことがほとんど。
子どもたちからは、写真やイラストがこんなに多用された図書は見たことがないという声があがりました。

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カラフルな絵本に嬉しそうな子どもたち。

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みんな読書に夢中です。

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けん玉、囲碁など初めて見る日本の遊びは、BAJスタッフがしっかりとレクチャーします。

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寄贈の際には、子どもたちと先生・PTAメンバーを対象にファシリテーションを行っています。子どもたちに読書の大切さを伝えると同時に、先生方へは、ミニライブラリーの管理・活用法について話し合ってもらい、使用ルールを決めていきます。

今回寄贈した5校でも学校によって異なる管理方法が決められました。

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先生たちとの話し合いの様子

たとえば、5校のうちの1校、チャエトー小学校は、とても小さな村にあり、今回の寄贈式には多くの村人も参加してくれました。この村では、学校の児童だけでなく、大人を含む村人全員に本を読む機会を提供したいという希望から、村人へ無料で図書の貸し出しを行っていくことが決まりました。

一方、チャエタエ小学校では、話し合いの結果、児童以外の村人に図書を貸出す際は、1冊200チャット(約20円)程度の少額のお金を取って貸し出すことになりました。この学校では、貸出によって貯まったお金で新たな図書を購入し、図書棚の本を増やしていく計画のようです。

また、アウクミャットレイ小学校では、図書の紛失などを防ぐため、図書は学校内のみで閲覧することになりました。先生たちが毎日交代で図書館員として本を管理していく予定です。

このように学校によって図書棚の管理方法はさまざまです。今後、上手く活用されている学校の事例をグッドプラクティスとして、新たに寄贈する学校に事例紹介も行っていきたいと考えています。


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一人でも多くの子どもたちに図書を届けるため、今後も応援お願いいたします!

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